レトリックの本を610冊読んだ人オススメ
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>近代日本のレトリックの歴史を知る本
近代日本のレトリックの歴史
を知るとき
最初
に読むオススメの本
『文章読本さん江』
(斎藤美奈子/筑摩書房・ちくま文庫)
ここがオススメ
日本のレトリックを、明治時代から現代まで語っています。西洋でのレトリック誕生を軽く触れる。その上で、明治時代での日本のレトリック輸入と変容に筆をすすめ、戦前での衰退を描く。さいごに近ごろの「プチ流行」にも触れる。
かゆいところに手が届いている
内容です。
同時に著者の
意見とか感じ方
を受けとることができます。著者の斎藤美奈子さんが文芸評論家なのだから、評論をするのは当然かもしれません。でも
レトリックを評論
してくれるというのは、かなり貴重です。それも一流の文芸評論家である斎藤美奈子さんの評言ということになれば、さらに希少です。
文の流れや語り口は、いうまでもないものです。「レトリック」ということに限らずに、楽しめる読みものです。
文庫なので、すぐに手に入れられる。人文関係の本では、すぐに新本が手に入るのが珍しいのが実状です。なので、それだけでオススメの理由になります。
ここがビミョー
どこまでが事実で、どこからが評論なのか
。それを混ぜて読まないでおく。もちろん事実と評論はしっかりと区別することはできないものだけれども、この本は
評論
だということを忘れないことは大切だと思います。
レトリックの本を610冊読んだ人オススメ『最初に読む本』
ほかには?
順序立てた説得力ある伝え方をレトリックで習得する本
レポート・論文の書きかたをレトリックで身につける本
分かりやすい文章を書くためにレトリックを使うための本
美しい芸術的な文章をレトリックを踏まえて書くための本
あいまいな文になるのをレトリックで避ける本
明治以前の日本伝統のことばの技術をレトリックで知る本
勉強として真剣にレトリックを学ぶ本
レトリックを学ぶときの辞書にもなる本
《擬人法》《隠喩》のようなレトリック用語を解説する本
レトリックの本を610冊読んだ人とは?
ふき出しのレトリック
というサイトを2007年から作りつづけている。いちおう「balloon-rhetoric」という名前してあります。[
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]
ふき出しのレトリック(メイン)
レトリックについての本の紹介
レトリックを「知恵袋」よりマシに
レトリック最重要キーワード小辞典